2023年6月、京都の祇園地区を散策する外国人観光客 写真:japannews.yomiuri.co.jp
2023年7月の訪日客数は新型コロナウイルス感染症パンデミック以降で最高水準に達した。 8月16日に発表された公式データは、円安が世界第3位の経済大国の観光業と成長促進に貢献したことを示した。
日本政府観光局(JNTO)によると、2023年7月のビジネスやレジャーを目的とした外国人観光客は232万人に達し、前月比12%増加した。 しかし、2023年7月の到着者数は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生する前の2019年7月と比べて依然として22%少ない。
ここ数十年で最も安価な休暇を実現した円安を利用して、観光客が日本に殺到している。 JNTOのデータによると、米国、欧州、オーストラリア、中東からの観光客数はパンデミック前の水準を上回っている。
中国が今月、日本への団体旅行の制限を解除し、かつては日本史上最大かつ最大の支出額を誇っていた観光客の拠点が解放されたことを受け、観光産業は回復すると予想されている。
これに先立って、8月15日に発表されたデータは、2023年第2四半期の日本経済が予想をはるかに上回る年率6%成長し、自動車輸出と観光客の急増に支えられたことを示していた。
CLSAジャパンのストラテジスト、ニコラス・スミス氏は「2019年、観光業はGDPの約0.8%に寄与したため、数四半期にわたるこのセクターの経済成長への貢献は非常に大きいだろう」と述べた。
2019年、日本は記録的な3,200万人の観光客を迎え、岸田文雄首相は産業の回復が年間5兆円(344億ドル)の追加経済効果をもたらすことを期待している。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、日本への旅行は2年以上実質的に停止されているが、政府が多くの国でビザを免除し続け、すべての渡航制限を撤回して以来、入国者は着実に増加している。
JNTOは、過去7か月で1,300万人以上の観光客が日本を訪れ、国際線の増加傾向が2023年7月の観光客増加に貢献したと発表した。
中国本土からの観光客は2023年7月に前月比45%増の31万3,300人に増加したが、それでも2019年の数字を大きく下回っている。
ジェフリーズのアナリスト、宮迫光子氏や高島屋 8233.T 氏によると、まだパンデミック前の水準には達していないものの、中国人観光客が三越伊勢丹ホールディングスなどの百貨店で今夏化粧品の売り上げを押し上げているという。
専門家らは、中国人団体観光客の解禁による好影響は、国慶節が行われる2023年9月末から現れる可能性があるとみている。
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